Quantcast
Channel: 流通 | リアルエコノミー
Viewing all 5250 articles
Browse latest View live

ダイゼン、紋別2店舗目の「DZマート紋別緑町店」オープン

$
0
0

 道北と道東で小型食品スーパー「DZマート」を17店舗展開しているダイゼン(本社・上川郡鷹栖町)は3日、紋別市に「DZマート紋別緑町店」(緑町4丁目27ー4)をオープンさせた。同社は「DZマート紋別店」(落石町3丁目38ー10)を展開しており紋別市内2店舗目となる。(写真は、3日オープンした「DZマート紋別緑町店」=ダイゼン提供)

 出店場所は、旧「ツルハドラッグ紋別緑町店」跡。売り場面積は約177坪(585・6㎡)、駐車場収容台数31台、初年度に2億5000万円の売り上げを計画している。新店舗は、客動線を考慮して中通路を廃止、シンプルな売り場レイアウトにした。新型コロナウイルスの感染予防の為、オープンチラシに価格を入れずにスタートした。
 
 紋別市内の流通店舗は、「北雄ラッキー」や「DCMホーマック」のある落石地区と「イオン北海道」や「ツルハドラッグ」のある緑町地区に分かれている。ダイゼンは、4年前から落石地区に店を構えているが、売り上げが好調で、土・日などは駐車場が満杯になりお客の要望に十分応えられなくなっていた。
 また、店内作業オペレーションにも支障が出てきた。柴田貢社長は、「お客さまにご迷惑をおかけしないように、今回ご縁があった旧ツルハ緑町店跡に出店することにした」と話している。同社は落石地区と緑町地区の両方に店舗を構えることになった。


退店が噂される札幌圏スーパー2軒

$
0
0

 スーパー業界にとって、ライバル企業の出店・退店情報は極めて大切。まして近隣にあるスーパーの出店・退店は、自店の売り上げに大きく影響するだけに各社とも敏感。そんな中、この夏から秋にかけて退店が噂されているのが、この2店舗。(写真は、退店が噂される企業のイメージ画像)

 一つは、札幌市東区で展開しているスーパー。このスーパーを運営している企業は、ここ数年閉店店舗が増えており、業界ではその動向に注目が集まっている。この店舗は一見すると、まだまだお客も入っており閉店要素は見当たらないが、店内に活気が乏しく買い物をする楽しさがなかなか感じられない。全体的に照明も暗いイメージで、閉店に向かう際の独特な閉塞感のようなものが漂っているようだ。

 既に5月頃から退店の噂が広がっており、しかも次のテナントも決まっているという。次のテナントは、過去にも退店する企業が運営するスーパー跡に出店している。   

 もう一つが、北広島市内のスーパー。こちらは、大型ホームセンター内にテナント出店している道外資本のスーパーで、ホームセンターとスーパーのコラボレーションとして当初は注目されていた。そのホームセンターができる際には、帯広本拠のスーパーの名前も浮上したことがある。

 開店から15年以上経過しており、売り上げも安定しているとみられていたが撤退が決まったようだ。こちらも6月早々から退店の噂が出るようになったが、後継テナントは未定の様子。

 コロナ下で各社とも新規投資には慎重。しかし、低コストで出店できる居抜き物件をしたたかに物色する企業もある。退店は後ろ向きに捉えられがちだが、新たな一歩を引き寄せる機会という見方もできる。

イオン北海道が「マックスバリュ留萌店」リニューアル、11日オープン

$
0
0

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、7月11日(土)午前9時に「マックスバリュ留萌店」(留萌市南町4丁目73ー1)をリニューアルオープンさせる。(写真は、「マックスバリュ留萌店」。2012年6月9日の前回リニューアルオープン時)

「マックスバリュ留萌店」は、1997年8月に同社の前々身である北海道ジャスコが展開する店舗としてオープン。店舗概観や内部レイアウトは、当時のフード&ドラッグのフォーマットを採用した「マックスバリュ」の初期のタイプ。大幅なリニューアルは2012年6月に行っており、今回はそれに次ぐリニューアルとなる。

 惣菜や冷凍食品など即食簡便商品をはじめとして食料品の品揃えを拡充するほか、地場の野菜や果物、近隣の漁港で水揚げされた鮮魚など地元ならではの商品も豊富に品揃えする。地場商品の一つとして「豚ジンギスカン」を新規商品化。赤身と脂肪のバランスが良い「豚肩ロース肉」を使用し、りんご果汁としょうが風味が特徴の特製だれで味付け、食べ応えのある肉の厚さにカットされている。また、インストアベーカリーでは本体価格100円の均一価格で種類豊富に品揃えする。
 設備面でも冷蔵・冷凍陳列ケースの入れ替えや増設など一新、会計の待ち時間を短縮できる支払いセルフレジも新たに導入する。

 売り場面積は約535坪(約1766㎡)、営業時間は通常時で午前8時から午後10時。三省堂書店の「留萌ブックセンター」、「DCMホーマック留萌店」などとショッピングセンターを形成しており、駐車台数は全体で約280台。

伝説のホップ「ソラチエース」が生まれ故郷上富良野町に里帰り、サッポロビール国産化に向け植え付け開始

$
0
0

 クラフトビールの人気が高まっている中、サッポロビールは「サッポロSORACHI1984」に使われているホップ「ソラチエース」国産品の生産拡大を目指し、空知郡上富良野町の契約農家の畑で苗の植え付け作業を始めた。同町のサッポロビール北海道原料研究センターで生まれ、1984年に品種登録された「ソラチエース」は、国内で日の目を見ることなく米国に渡ってからその個性が開花したが、今回36年ぶりに生まれ故郷の同町で量産化に向けた植え付けが始まった。(写真は、「ソラチエース」の苗を持つ石田昭彦・上富良野町副町長=右と「サッポロSORACHI1984」を持つサッポロビール北海道原料研究センター・大串憲祐センター長)

「ソラチエース」が生まれたころ、日本はバブル景気の真っ只中。規格統一型の量産ビールが国内の主流で、個性的な「ソラチエース」は契約農家で栽培された記録はなく日の目を見なかった。米国に渡ると、その個性が一躍注目を集め、「ビールの味に違いを生み出すホップ」として海外の醸造家も高く評価、クラフトビールの重要な存在に位置付けられるようになった。
 サッポロビールは、昨年4月から米国産「ソラチエース」を使った「サッポロSORACHI1984」の販売を開始したが、クラフトビールブームに乗って販売量が増加。この追い風を生かし、「ソラチエース」の故郷で国産品の生産量拡大に向けた植え付けに取り組むことになった。

 生産量拡大に向けた記念の植え付けは6日、サッポロビールのホップ契約栽培農家、佐藤秀幸さんの畑で行われた。サッポロビール北海道原料研究センターで19年9月から培養苗を増殖しながら本数を増やしてきた背丈50cmほどの苗を、上富良野町の石田昭彦副町長や大串憲祐センター長らが植え付けた。畑は約34aで「ソラチエース」約800株が植えられる予定。

(写真は、石田副町長らによる苗の植え付け作業)

 畑には高さ5・4mの木の柱が何本も等間隔に建てられ、その間には無数の糸が張り巡らされており、ホップの蔓がその糸を伝って伸びていくようになっている。今年中に柱の半分程度まで蔓が伸び、冬場は雪に埋もれて地下茎が発達、来春には一気に収獲線と呼ばれる高さまで到達するという。蔓の長さが7~8mになったころで収穫を開始、この畑で約450㎏(全量ビール4に使うと約全量使用すると400kl、大瓶換算3万ケース分)の収穫を計画している。

 記念植樹をした石田副町長は、「上富良野町はビールの街として知られており、地元産ホップとビール大麦100%を使った『まるごとかみふらのプレミアムビール』は今年も素晴らしい味に出来上がっている。生ホップを使った『サッポロクラシック富良野VINTAGE』にも多くのファンがいるが、新たに『SORACHI1984』が仲間入りをすべく、生まれ故郷で増産計画が立ち上がったことを大変うれしく思う。このビールを通じてさらに上富良野のファンが沢山増えることを期待したい」と挨拶した。
 続いて大串センター長が、「上富良野のしばれる寒さと夏の昼夜の寒暖差、乾燥した気候はホップ栽培にとって最適の土地。両方を兼ね備えた土地はなかなかないため奇跡の土地だと思う。米国から輸入していた『ソラチエース』の一部を誕生の地である上富良野で生産する意味は大きい。国産ホップの価値も訴えていきたい」と話した。
「ソラチエース」は、通常のホップの香りに加えてヒノキやハーブ、柑橘系の香りが上品にミックスされている。

北海道で7月も目立つ「ローソン」出店、新店や移転新築3店舗

$
0
0

 コンビニエンスストア「ローソン」は、7月に移転新築を含めて3店舗を出店する。新規出店は「富良野北の峰店」(富良野市)で、移転建て替えとみられるのが、「鷹栖町店」(上川郡鷹栖町)と「札幌新発寒7条店」(札幌市西区)。(写真は、きょう9日にオープンする「ローソン富良野北の峰店」)

「ローソン」は、他のコンビニチェーンが新規出店を抑えている中で、積極出店を続けている。5月は「自衛隊帯広駐屯地店」(帯広市)と「登別中央三丁目店」(登別市)の新店2店舗、6月は「札幌宮の森4条十丁目店」(札幌市中央区)、「北広島美沢五丁目店」(北広島市)、「札幌月寒西2条八丁目店」(札幌市豊平区)、「名寄大通西二丁目店」(名寄市)、「旭川住吉6条店」(旭川市)の新店5店舗のほか、隣地への移転建て替えとして「札幌北34条西八丁目店」(札幌市北区)をオープンさせている。

 7月に、新店オープンするのは「富良野北の峰店」(北の峰町1ー26)。国道38号線から北の峰通を入ってすぐのところにあり、きょう9日(木)にオープンする。北の峰町には「セブンーイレブン富良野北の峰町店」、「セイコーマート富良野北の峰店」があり、これでこの地区に3コンビニブランドが出揃った。

 移転新築は、2日にオープンした「鷹栖町店」(北1条3ー2ー9)と16日(木)にオープンする「札幌新発寒7条店」(新発寒7条2ー5ー1)。「鷹栖町店」は、11線8ー6にあった店舗を役場前に移転させた。「札幌新発寒7条店」は、発寒公園の前に位置し、「きのこ総研札幌第一工場」跡地への出店。「札幌新発寒6条店」を移転するものとみられる。

「ローソン」は、8月も札幌市内で新店2店舗出店を予定しており、コンビニチェーンが出店を抑える中で強気な出店が目立っている。
(写真は、16日にオープンする「ローソン札幌新発寒7条店」)

新生イオン北海道の新設1号店「マックスバリュ日新店」24日オープン

$
0
0

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、7月24日(金)に「マックスバリュ日新店」(苫小牧市日新町2丁目)をオープンさせる。今年3月1日にマックスバリュ北海道と経営統合、新生イオン北海道になってから初の新設店舗となる。(写真は、24日にオープンする「マックスバリュ日新店」)

 出店場所は、「苫小牧市日新温水プール」近くの糸井環状通沿い。「ツルハドラッグ苫小牧日新店」、「ダイソー苫小牧日新店」の西隣に当たる。いすゞ自動車が所有する更地約2628坪(8673・81㎡)を賃借、イオン北海道が店舗を建設した。平屋建てで延べ床面積約858坪(2833・96㎡)、店舗面積約625坪(2063㎡)。駐車場の収容台数は74台。設計、監理はアラシキ建築設計事務所(札幌市中央区)、施工は荒井建設(本社・旭川市)。

 苫小牧市内への「マックスバリュ」出店は、2015年7月24日オープンの「沼ノ端店」、同年8月28日オープンの「弥生店」に続くものでほぼ5年ぶり。「日新店」のオープンによってイオン北海道は苫小牧市内に「マックスバリュ」6店舗、「イオン」1店舗を構えることになり、地域シェアナンバーワンの座をより強固にする。

 なお、苫小牧を地盤とする豊月(本部・苫小牧市)と旧道央市民生協の流れをくむコープさっぽろ(本部・札幌市西区)はそれぞれ5店舗、ラルズ(本社・札幌市中央区)は3店舗を展開している。また、トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)は、現在2店舗で営業しているが8月に「スーパーセンタートライアル苫小牧西店」(錦岡53番地1ほか)をオープンさせる。

 イオン北海道は、「日新店」を含め、従業員のマスク着用や毎日の体調管理、消毒液設置など新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施、「新北海道スタイル」順守して営業する。

コメリが札幌1号店着工、DCMホーマック店舗と近距離対決

$
0
0

 ホームセンターを全国展開している、業界3位のコメリ(本社・新潟市南区)の札幌1号店となる大型ホームセンター「コメリパワー札幌発寒店」(札幌市西区発寒10条14丁目)の建設が始まった。(写真は、「コメリパワー札幌発寒店」の建設現場。「DCMホーマック発寒追分通店」の看板が見える立地)

 コメリはこれまで苫小牧市や旭川市、帯広市など札幌市以外で「コメリパワー」出店してきたが、今回初めて札幌に店舗を設ける。奇しくも出店場所は、業界首位のDCMホールディングス(本社・東京都品川区)子会社、DCMホーマック(同・札幌市厚別区)の「発寒追分通店」(西区発寒9条14丁目)と近い立地。互いの屋上看板が見える近距離で激突する。

 コメリの出店場所は、追分通沿いにある家電量販店ヤマダ電機(本社・群馬県高崎市)が展開する「テックランド発寒店」の東側隣接地。以前は農地だった場所で農地転用と都市計画法に基づく開発行為を行い、このほど建設工事に入った。敷地面積約4908坪(1万6198・88㎡)、建築面積約2945坪(9719・26㎡)、鉄骨造の平屋建て、延べ床面積は約2923坪(9647・86㎡)で、売り場面積は約2832坪(9446㎡)。

 建物の設計、監理はT&N北海道設計事務所(札幌市東区)、施工は熊谷組(本社・東京都新宿区)北海道支店(札幌市中央区)。工事は当初より1年強遅れてスタートした。営業開始は来春になりそう。
 
 コメリは、2014年12月に「コメリパワー苫小牧東店」(苫小牧市)を出店して以降、砂川市、帯広市、旭川市、岩見沢市、名寄市の6都市に計7店舗出店してきた。ただ、札幌市には未進出で今回が初の店舗。函館本線の跨線橋を使えば「DCMホーマック発寒追分通店」と商圏は重なる。「コメリ」VS.「DCMホーマック」はこれまでも地方都市対決をしてきたが、初の札幌対決は両社の今後の戦略を占う試金石となりそう。ちなみに、コメリは、札幌市清田区にも「コメリパワー札幌北野店」の出店を計画している。

札幌・北23東8にコンビニ風建物出現すれど正体は不明

$
0
0

 札幌市東区北23条東8丁目2ー6の東8丁目篠路通(通称・北光線)沿いにあった「丸信ワタナベビル」跡地に、コンビニエンスストア風の建物が建設中だ。この種の建物の建設には、一般的に建築基準法確認済証と労災保険関係成立標などを外部に見えるように掲示するのが通例だが、この物件は一切掲示がなく謎。さて何ができるのか。
(写真は、札幌市東区北23条東8丁目の丸信ワタナベビル跡に建設中の建物。上が2020年7月9日現在、下が同年6月1日現在)

「丸信ワタナベビル」は、不動産業の丸信ワタナベが所有する1978年8月竣工の鉄筋コンクリート造の地上4階建て、オフィスとマンションの複合ビルだった。解体工事は丸竹豊建業(札幌市東区)が請け負い、本間解体工業(同市西区)、丸和青山工業(同市東区)、北真住設(同市豊平区)が2019年12月下旬から行っていた。

 6月初めには更地になり新築工事が始まり、7月9日現在では写真のようにコンビニF社の店舗のような外観も見えてきている。しかし、この段階でも建築基準法確認済証、労災保険関係成立標、建設業の許可証などが外部に分かるように掲示されていない。そのため、コンビニ風ではあるものの、何が建設されているのか道行く人たちにも見当がつかない状況。できるまでのお楽しみと言えばそれまでだが、建築に不可欠な標識の掲示がないのは謎というほかない。


「マックスバリュ留萌店」、地場産品拡充してリニューアルオープン

$
0
0

 留萌市南町4丁目73ー1にある「マックスバリュ留萌店」が、11日にリニューアルオープンした。2012年6月のリニューアル以来、8年ぶりの大規模改装で築23年の店舗が大きく生まれ変わった。(写真は、11日にリニューアルオープンした「マックスバリュ留萌店」)

 この日は、来店客の車で店舗前を中心に駐車場がほぼ埋まり店内も一時混雑したが、お客の入りは7割ほどでレジは臨時の4台を設置して対応したためレジ待ち客が何人も並ぶようなことはなかった。入店時にはアルコール消毒を行うなどコロナ対策を施した「新北海道スタイル」を取り入れている。

 鮮魚は、前浜漁港直送で鮮度の良い商品を中心に取り揃え、野菜・果物は増毛町産のさくらんぼ(佐藤錦)、留萌市や小平町産のきゅうり、トマト、ピーマンなど近郊産を揃えている。精肉は、牛、豚、鶏、ジンギスカン、焼肉各種を提供する。
 調理が簡単で使いたい分だけ使用できる冷凍食品の需要が高まっていることからリーチイン冷ケースなどを新規導入して弁当用小分け商品や野菜、パスタ、大袋商品などの品揃えを増やした。「家呑み」の需要が増えていることに対応、惣菜売り場を拡大しておつまみ商品も豊富に揃えている。支払セルフレジを8台導入、会計時間の短縮ができるようにした。

「マックスバリュ留萌店」の外観は、現在の「マックスバリュ」と異なり、米国郊外にあるような雰囲気を感じさせる初期タイプの店舗。道内では「マックスバリュ手宮店」(小樽市)、「マックスバリュ厚別店」(札幌市厚別区)、「マックスバリュ恵庭店」(恵庭市)、業態転換した「ザ・ビッグ西岡店」(札幌市豊平区)、「ザ・ビッグ岩見沢店」などがこうした初期タイプの店舗。効率性の追求だけではなく外観や店内構造に工夫を施したアナログ感が残っている。
 なお、店内の空きスペースには9月下旬に100円ショップ「Seria」がオープンする予定。

札幌市南区「ショッピングプラザ川沿」内の「ユニクロ札幌川沿店」が8月16日で退店

$
0
0

 札幌市南区川沿15条1丁目にある複合商業施設「ショッピングプラザ川沿」内の「ユニクロ札幌川沿店」が、8月16日(日)で退店する予定だ。同ショッピングプラザ内にある「TSUTAYA川沿店」も7月27日(月)で退店することになっており、店舗の入れ替えがありそうだ。(写真は、8月16日で営業を終了する「ユニクロ札幌川沿店」)

「ショッピングプラザ川沿」は、2000年7月にオープンした複合商業施設。「ビッグハウスサウス店」や「ユニクロ」、「TSUTAYA」の商業店舗のほか北海道エネルギー(本社・札幌市中央区)のサービスステーション「チャレンジ川沿」が集積している。店舗等の設置者は三菱UFJリース(同・東京都千代田区)。オープンから今年で20年になるため、「TSUTAYA」に続いて「ユニクロ」も契約更新せずに撤退するものとみられる。

「ユニクロ」の国内直営既存店708店舗とEコマースを合計した6月売上高は、前年同月比126・2%と好調だった。月初から前年を上回る暑さとなったため夏物商品の需要が高まったほか、「ユニクロ誕生感謝祭」が盛況だったため。

 こうした中でも全国で出店3店舗、退店3店舗とスクラップ&ビルドを着実に進めている。「札幌川沿店」もこうした流れに沿ったもので、ファーストリテイリング(本社・山口県山口市)では、近隣の「ユニクロ札幌澄川ミュンヘン大橋店」の利用を告知している。道内の「ユニクロ店舗」は、今度の「札幌川沿店」閉店で29店舗(札幌市内11店舗)になる。

札幌・北23東8の建物は「ファミリーマート」!? 

$
0
0

 札幌市東区北23条東8丁目2ー6の東8丁目篠路通(通称・北光線)沿いにあった「丸信ワタナベビル」跡地に建設中の建物は、コンビニエンスストア「ファミリーマート」になりそうだ。(写真は、札幌・北23条東8丁目で建設中の建物)

 本サイトは、7月10日に同住所に建設中のコンビニ風建物について記事を掲載した。その際、建物の建設に必要な建築基準法確認済証と労災保険関係成立票などが外部に見えるように掲示されていないことについて言及した。

 その2日後の12日午前、建築現場の北光線沿い工事用シートの壁面に、建築基準法確認済証と労災保険関係成立票、建設業の許可票が掲示されていることが分かった。労災保険関係成立票の事業期間は2020年5月18日から同年9月5日となっており、工事が始まって2ヵ月後にようやくこうしした標識の掲示が行われたことになる。

 それによると、建築主は丸信ワタナベ(札幌市東区)で、設計は若井建築工房(同市白石区)、施工は丸竹豊建業(同市東区)。若井建築工房は「ファミリーマート」の設計を担当することも多く、建物は「ファミリーマート」とみられる。札幌市内では、今年に入って2月13日にオープンした「白石バスターミナル前店」(白石区)、4月14日にオープンした「札幌平岸3条8丁目店」に次ぐ3店舗目。

旭川「DZマート」、ダイゼン会長故柴田惠治氏を「偲ぶ会」開催

$
0
0

 小型食品スーパー「DZマート」を旭川地区や道東、道北で18店舗展開しているダイゼン(本社・上川郡鷹栖町)の代表取締役会長で、4月2日に死去した柴田惠治氏(享年90歳)を「偲ぶ会」が13日、旭川市豊岡4条10丁目のセレモニーホームウィズなかむらで行われた。新型コロナの影響でこの時期になったもので、業界関係者や市内経済人などが遺影に向かって随時献花、故人を偲んだ。(写真は、ダイゼン会長故柴田惠治氏を「偲ぶ会」)

 故惠治氏は、昭和6年9月河西郡芽室町生まれ。十勝農業学校(現帯広農業高等学校)卒。家業の柴田商店を継いだが高度成長期で地元の人口も減少してきたため、帯広に移り、帯広フードセンター(現ダイイチ)に転職。昭和40年にダイイチ旭川店の店長として旭川に転勤、その後、同業のふじスーパー(現道北アークス)に移籍、専務に就任した。

 昭和49年5月、旭川市流通団地に食品現金問屋「大善」を設立、同62年には卸売業から小売業に転換、食品ディスカウントストアを開設。平成7年には酒のディスカウントストアをチェーン展開した。
 平成12年に長男の貢氏に社長を譲り、代表権のある会長に退いた。貢氏は業態を小型食品スーパーに転換、平成22年に1号店「DZマート春光5条店」オープンさせ、現在に至っている。

「偲ぶ会」では、故人の来歴がビデオ上映され、「常に安く売れ」、「高く積め」など商売の基本を徹底したことやマイクを握って口上を述べるとその商品が瞬く間に売れていくことから、「マイク商法の達人」と言われたことなどが紹介された。
 貢社長は、父惠治氏について、「根っからの商売人だった。特別な教育を受けたわけでもないのに、どうすればお客さまに喜んでもらえるか、買ってもらえるかが直感的に分かっている人だった」と話した。

小樽市塩谷で「セブン」から「セコマ」に建て替えコンビニブランド交代

$
0
0

 小樽市塩谷2丁目17ー7の旧「セブンーイレブン塩谷店」跡地に「セイコーマート小樽塩谷店」の建設が進んでいる。「セブンーイレブン」の店舗跡に「セイコーマート」が居抜き出店するケースはこれまでもあったが、跡地に店舗を新設するのは珍しい。オープンは7月30日(木)午前7時が予定されている。(写真は、小樽市塩谷で建設中の「セイコーマート小樽塩谷店」)

「セイコーマート」の店舗建設が進んでいるのは、国道5号線沿いで医療法人社団消化器科・内科髙橋病院の近く。ここでは「セブンーイレブン塩谷店」が営業していたが、2019年12月4日に閉店、その後建物は解体されていた。

 その土地を使って、「セイコーマート」店舗が建設中で、建物はほぼ完成している。7月30日の新店舗オープンに伴い、「セイコーマート蘭島店」(小樽市蘭島1丁目5ー7)は閉店する予定となっている。

「セブンーイレブン」の店舗跡に「セイコーマート」が居抜き出店したケースは、2016年6月の「札幌山の手通店」(札幌市西区)や18年2月の「札幌大学前店」(同市豊平区)などがある。逆のケースは、18年4月の「札幌東苗穂1条店」(同市東区)などがあった。「セイコーマート」と「セブンーイレブン」の出店競争はかつてほど激しくないが、今回のように旧店舗の解体後に新店舗を建設するケースは珍しい。

給付金で販売増「電動アシスト自転車」、イオン北海道が免許返納者購入時に特典

$
0
0

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、特定給付金の支給などで需要が広がっている電動アシスト自転車について、運転免許証自主返納者が購入する際、修理工賃やパーツ購入が割引になる特典「あんしんパック3年型」を無料で付与する。(画像は、イオン北海道が提供している「自転車あんしんパック」のビジュアル)

 特定給付金の支給が行き渡ってきたことから個人消費が盛り返してきたが、自転車も堅調に伸びており、中でも一般の自転車より高額な電動アシスト自転車の伸びが顕著だという。イオン北海道でも年々伸長しているが、直近では前年同月の1・5倍に達している。

 今後も電動アシスト自転車は底堅い需要が見込めることもあって、イオン北海道は運転免許証自主返納者に交付される運転経歴証明書を提示した購入者に、修理や部品購入時の割引、保険加入などを無料で付与するサービスを開始した。このサービスは、「あんしんパック3年型」で、購入から3年間は修理工賃50%引き、パーツ購入10%引き、点検・調整無料、賠償責任、傷害、盗難の保険が付いており、通常は4500円が必要。

 道内の「イオン」や「イオンスーパーセンター」、「イオンバイク」32店舗(サイクル売り場常設店)で対応している。売り場では、ヤマハやパナソニック、ブリヂストン、イオンPBの「Willa」などの電動アシスト自転車を揃えている。価格は税抜き5万4800円から。

 イオン北海道では、「さっぽろ連携中枢都市圏『まちづくりパートナー協定』」に基づき、さっぽろ圏12市町村にある「イオン」、「イオンスーパーセンター」18店舗で、運転経歴証明書を持参すると65歳以上を対象に1枚300円(税込み)で発行している「G.GWAON」を無料で進呈するサービスも実施している。旭川市、紋別市、余市町にある「イオン」6店舗でも同様のサービスを行っている。

北海道の5月、百貨店・コンビニ苦戦、スーパー・家電量販・ホームセンター好調

$
0
0

 経済産業省北海道経済産業局は、2020年5月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売額及び店舗数」、「北海道専門量販店販売額及び店舗数」を公表した。(百貨店は5月も大苦戦した=写真は、「大丸札幌店」)

 コロナ禍の影響を大きく受けた道内の百貨店・スーパー販売額は742億1800万円で、前年同月比は全店ベース9・0%減、既存店ベース10・3%減となった。とりわけ百貨店の販売額は大きく前年を割り込み、39億6300万円となり前年同月比でみると全店ベース、既存店ベースともに73・5%減となった。品目別では飲食料品が46・8%減の23億1100万円、衣料品は86・4%減の6億9300万円、身の回り品が89・6%減の1億6400万円となった。

 一方、スーパーの販売額は702億5500万円で、前年同月比は全店ベース5・4%増、既存店ベース4・9%増と好調だった。飲食料品は10・0%増の576億4300万円となったが、衣料品は36・7%減の22億9400万円、身の回り品は34・9%減の5億5000万円だった。

 道内のコンビニ販売額及びサービスの売上高は、456億3900万円で前年同月比7・2%減。コロナ禍による外出自粛や在宅勤務などの影響を受けて、3月から3ヵ月連続で前年を割った。店舗数は2994店舗で、昨年11月から7ヵ月連続で前年割れしている。

 道内の専門量販店のうち家電大型専門店の販売額は113億6300万円で前年同月比3・8%増、3月の12・7%減、4月の6・7%減から反転、増加に転じた。特定給付金の支給が家電需要を後押ししている。ドラッグストア販売額は、231億4300万円で同3・4%増、堅調に伸びている。ホームセンターの販売額は、149億7000万円で同8・4%増とこちらも伸び率が高い。
 店舗数は、家電大型専門店が同1・1%増の92店舗、ドラッグストアが同0・3%増の699店舗、ホームセンターは同2・4%増の213店舗だった。
 詳細は、こちら>>


セコマ・赤尾洋昭新社長インタビュー「地域になくてはならない『セイコーマート』になる」

$
0
0

 セコマ(本社・札幌市中央区)の新社長に赤尾洋昭副社長(43)が4月1日付で就任した。実質的な創業者、故赤尾昭彦会長の長男で会長死去後、4年目にしてトップの座に就いた。かつて故赤尾会長は丸谷智保社長と「赤尾ー丸谷」ラインで経営にあたってきたが、今回、丸谷社長は代表権のある会長に就任、今度は「丸谷ー赤尾」コンビで采配を振るうことになった。洋昭新社長は丸谷氏に全幅の信頼を寄せるが、折しもかつて経験したことがないコロナ禍での船出となった。経営者として勘に秀でていた昭彦氏に対して、洋昭氏は理の経営者といった印象を受ける。セコマの世界観を変えた丸谷会長との共創は、セコマをどう前進させていくか。(おかお・ひろあき…1976年10月札幌生まれ、43歳。北嶺中・高校、一橋大学卒。99年4月マツダ入社、2004年5月セイコーマート(現セコマ)入社。06年3月取締役、09年2月常務、14年2月専務、16年2月代表取締役副社長、20年4月現任)

 ーーコロナ禍の中、新社長に就任されました。

 赤尾 就任前から新型コロナウイルスの感染が広がり、就任後も仕事のほとんどがコロナ対応に終始しました。6月になってようやく落ち着き始め、これから通常の状況に近づくのではないかと思っています。この3ヵ月間は、コロナ禍を受けて社会がどう変わっていくかという予測を徹底的にやりましたが、想像していたよりは少しは落ち着くのではないかとみています。“ウィズコロナ”の時代は、お客さまの食生活や行動、休日や夜の過ごし方がどう変わっていくのかを考えた上で、どういう店舗づくりが良いのか、レイアウトや設備、商品も含めて考えていきたいと思います。

 ーー社長に就任後に心境の変化はありますか。

 赤尾 私自身は特に変わりませんが、周囲の見る目は違ってきたように感じます。身が引き締まる思いです。

 ーー実質的な創業者だった故赤尾昭彦会長の子息として経営トップに就かれたわけですが、創業家がトップに返り咲いたことに感慨はありますか。

 赤尾 企業経営が連続している中で社長のバトンを引き継いだので、父から引き継いだということは特に感じていません。丸谷(智保)も会長として経営に当たりますから尚更です。(父が)亡くなって4年が経ちますし、その前から札幌を離れて東京で活動するようになっていたので、私自身、経営者としての父と5~6年間は近くで接していませんでした。

 ーー会長、社長の役割分担に変更はありますか。

 赤尾 社内の担当部署はこれまでとほとんど変わりません。対外的な仕事に関しては丸谷も引き続き行いますが、私の出番も少しずつ増えていくと思います。基本的には2人共に経営全般を見ることになっており、丸谷は営業と商品、私は店舗開発と管理部門、店舗のオペレーションなどを主に担当しています。

 ーーコロナ下での販売状況はいかがですか。

 赤尾 コロナの感染拡大が止まるのか、再拡大していくのかで経営環境は相当大きく変わります。一定程度、感染が抑えられればインバウンドが戻らない状態で日常が戻ってくるのではないかと思います。そうなればかなり見通しは立てやすくなりますが、7月には関東で第2波、北海道で第3波が来て、9月頃には世界的な第2波が来るという予測もあるので、そうなった時にはまた大きく変わってくると思います。
 コロナによる外出自粛が始まって以降は、午前9時から午後6時の時間帯にお客さまが増えて売り上げも伸びました。しかし、それ以外の時間帯は非常に悪い状況が続いていました。5月末に緊急事態宣言が解除されて以降、朝と夜の時間帯の売り上げは回復傾向にあります。朝は午前6時から同9時、夜は午後6時から同9時までがかなり戻ってきました。しかし、それ以降、夜の時間帯はまだまだ戻りが遅いですね。
 
 全体の売り上げで言うと、5月までは前年を少し割るくらいでした。中身を見ると、オフィス街にある店舗や観光地にある店舗の売り上げがかなり落ち込みました。もう一つ、在宅勤務やテレワークの拡大でタバコの売れ行きが鈍っています。昨年10月の消費増税や4月から始まった健康増進法一部改正が全面施行され、屋内の原則禁煙となったことなどの影響で喫煙者が減っていることもあります。コンビニ売り上げは、タバコのウエートが高いのでその影響は大きいですね。

「北海道どさんこプラザ」、「コープさっぽろ湯川店」内にサテライト出店

$
0
0

 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は15日、「コープさっぽろ湯川店」(函館市湯川町1丁目34ー15)に道産品のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」をオープンさせた。(写真は、JR札幌駅にある「北海道どさんこプラザ札幌店」)

 コープさっぽろは、北海道と食の販路拡大に関する包括連携協定を締結しており、道内での道産品販売を拡大していくことを目的に、函館では初の「北海道どさんこプラザ」を「コープさっぽろ湯川店」内に誘致した。「同プラザ札幌店」(JR札幌駅西通り北口、北海道さっぽろ『食と観光』情報館)のサテライト店の位置付けで、コープの店舗内への出店は、2016年5月の「倶知安店」(倶知安町)に次いで2店舗目。

「コープさっぽろ湯川店」は、函館地区の老舗スーパーの一つで、市内東部地区の大型店。市電電停「市民会館前」に位置しており、周辺には「函館アリーナ」や「函館市民会館」があるほか、近郊には「湯の川温泉」があり組合員など利用者は多い。

 サテライト店の店舗面積は約6坪(19・8㎡)で営業時間は店舗と同じ9時~21時。加工食品を中心に冷凍惣菜も扱い、どさんこプラザ各店の売れ筋を揃える。運営は一般社団法人北海道貿易物産振興会。

 コープさっぽろは、「道内各地の名産品を道南でも購入できるようになるため、地域の組合員が全道各地の名産を発見しながら利用するきっかけになればうれしいですね」(広報)と話している。

コンビニの短命記録?1年4ヵ月で閉店した「ローソン美園4条八丁目店」

$
0
0

「ローソン」から「麺や虎鉄」へーー。コンビニ店舗からラーメン店に切り替わった店舗が、札幌市豊平区美園4条8丁目の国道36号線沿いにある。この交代が珍しいのは、「ローソン」がオープンしてから1年4ヵ月で閉店、その後「麺や虎鉄」が入るスピード交代だったから。(写真、1年4ヵ月で閉店した「ローソン札幌美園4条八丁目店」跡に入った「麺や虎鉄 美園店」)

 この「ローソン」は、「札幌美園4条八丁目店」。元々、建物管理の育栄管財(札幌市豊平区)の本社事務所ビルがあった敷地を利用して2階建て建物が建設され、2階に同社が、1階に「ローソン」が入った。オープンしたのは、2018年9月20日。実はその1週間前の13日にオープンする予定だったが、11日の北海道胆振東部地震により延期となったためだ。

 交通量の多い国道沿いで付近には競合コンビニもなかったことから、立地環境としては悪くない場所だったが、オープンからわずか1年4ヵ月後の20年1月31日に閉店した。コンビニ店舗が、これだけ短い運営期間で閉店するのは珍しく、札幌市内では「セブンーイレブン札幌平岸2条13丁目店」(豊平区)の1年9ヵ月よりも短く、コンビニとしては最も短命な店舗の一つに数えられる。

 この店舗跡には、20年6月1日に「麺や虎鉄」が入り、「美園店」がオープンした。「麺や虎鉄」は、PLUS2(本社・札幌市西区)が運営、「美園店」の出店で道内16店舗になった。そのうち「西岡店」(豊平区)は、現在店舗の建て替え中で、20年11月初旬にオープンする予定。
「コンビニ」のスピード閉店は、立地環境による商売の難しさを示している。国道36号線沿いには、そうした店舗入れ替えが頻繁な魔のエリアが少なからずあるようだ。

アークスが第1四半期子会社6社の業績開示、道北アークス経常赤字解消

$
0
0

 アークス(本社・札幌市中央区)は、2021年2月期第1四半期(20年3月1日~5月31日)の主要子会社業績を開示した。新型コロナウイルスの影響で内食傾向が高まり食品需要が伸びたほか、チラシ自粛や特売中止で販管費も縮小、ラルズ(同・同)、ユニバース(同・青森県八戸市)、ベルジョイス(同・岩手県盛岡市)の主要3社の売上高、利益は前年同期間比で大幅に伸びた。(写真は、道北アークスの「スーパーアークスパルプタウン」)

 売上高は、ラルズが前年同期間比113・3%の358億300万円、ユニバースが同107・1%の331億800万円、ベルジョイスが同107・7%の214億円となった。営業利益は、ラルズが同174・5%の21億8300万円、ユニバースが同142・4%の16億9400万円、ベルジョイスが同305・4%の5億2900万円だった。

 食品スーパーの実力を示す指標の一つである売上高営業利益率を見ると、ラルズは6・1%(前年同期間比2・1ポイント増)、ユニバースは5・1%(同1・3ポイント増)、ベルジョイスは2・5%(同1・6ポイント増)といずれも高い比率を弾き出した。純利益は、ラルズが172・0%の15億4600万円、ユニバースが同145・3%の12億1300万円、ベルジョイスが同288・9%の3億8500万円になった。

 道内のラルズ以外の子会社を見ると、売上高は東光ストア(本社・札幌市豊平区)が同109・1%の118億3400万円、道北アークス(同・旭川市)が同106・5%の111億8300万円、福原(同・帯広市)が同106・8%の109億1000万円になった。経常利益は、福原が同367・0%の5億9800万円、東光ストアが同236・8%3億7000万円、道北アークスは18年1億円、19年8500万円と1四半期の経常赤字が続いたが、今期は2億7800万円の黒字と大幅に利益改善した。
 第1四半期は、空前の好決算となったが、この状況がいつまで続くかは不透明。特定給付金の支給が行き渡って個人消費の戻りは大きいが持続力はなく、夏以降は所得減傾向が北海道は顕著になるという予測もある。食品スーパー各社は価格競争に備える準備に入っている。

ツルハが8月に長沼町で店舗のスクラップ&ビルド

$
0
0

 ツルハ(本社・札幌市東区)は、「ツルハドラッグ長沼店」(夕張郡長沼町西1線北3番地)を8月5日(水)に閉店、新たに「ツルハドラッグ長沼中央店」(同町錦町南1丁目6番地)を同月上旬にオープンさせる。新店舗は現店舗から国道337号線を東方面に約500m離れた場所にある。
(写真は、8月5日に閉店する「ツルハドラッグ長沼店」=と8月上旬にオープンする「ツルハドラッグ長沼中央店」)

「ツルハドラッグ長沼店」は調剤薬局併設店舗で、食品スーパー「北雄ラッキー長沼店」、ホームコンビニ「ホーマックニコット長沼店」と商業集積している。2002年に長沼町複合商業施設としてオープン。「ツルハドラッグ」は店舗更新のため移転する。
 移転新店舗となる「ツルハドラッグ長沼中央店」は4月1日に着工、7月末に竣工して8月上旬にオープンする。北海道リース(本社・札幌市中央区)が土地を賃借して建物を建設、ツルハ(同・同市東区)が建物を賃借する。建物の設計、監理はアルファコート(同・同市中央区)、施工はエスデー建設(同・旭川市)。建物の延べ床面積は約350坪(約1150㎡)で、売り場面積は約300坪(約990㎡)。調剤薬局も併設する。
 ツルハの北海道の店舗数は、20年5月期(20年5月15日)末で404店舗。21年5月期に入ってからは、6月14日に「芦野店」(釧路市)を閉店させている。期末店舗数は414店舗を予定しており、期中の新規開店数21店舗、閉店数11店舗で純増10店舗となる見込み。

Viewing all 5250 articles
Browse latest View live